経営審査は、入札工事に参加する建設業者は必ず受けなければならない審査です。福島県建設事務所で多数の書類を持参して審査を受けます。審査自体は本当に細部までチェックされ、一つのミスも許されない審査内容となります。審査を通過すると一ヶ月後に結果通知書が届きます。入札を受ける建設業者は、その証明書を福島県及び各市町村に提出する必要があると言う訳です。経営事項審査の有効期間は、該当の審査基準日から1年7ヶ月です。次年度の結果通知書を有効期限までに受領しなければなりません。要約すると、毎年、経営審査を受ける必要があります。入札は2年に一度、登録すれば良いのですが経営審査は毎年受けることになります。当事務所では書類を一式作成・提出代行します。特に本業が忙しい方は書類の作成時間・審査を受ける時間を削減して本業にその時間を費やた方が良いと思います。
建設業界では、経営審査と聞いただけで嫌な思いをされる方は数知れずいらっしゃいます。毎年提出しているはずですが、多数のミスや審査が通りにくい状況がでてきます。審査官との対応がうまくいかず、書類を却下されて無駄な時間を費やしていては本業が疎かになってしまいます。また、書類が通らず、入札を諦めている建設業者が増えている事もよく耳にします。当事務所でも毎回大変な思いで業務に当たっています。下記がおおまかな提出書類一覧となっています。書類に不備・証明性が認められない場合は追加書類の提出も往々にして求められます。
提出書類一覧
①経営事項審査確認書
②経営規模等評価申請書・総合評定請求書 正本、副本(正本の写し)
③工事種別完成工事高・工事種別元請完成工事高 正本、副本(正本の写し)
④その他の審査項目(社会性等) 正本、副本(正本の写し)
⑤技術職員名簿 正本、副本(正本の写し)
⑤の名簿に記入した、「合格証明書・免状・監理技術者証・講習修了証」等の写し
⑥経営状況分析結果通知書 原本提出
⑦継続雇用の適用を受けている技術職員名簿 正本、副本(正本の写し)
⑧建設機械の保有状況一覧表 正本、副本(正本の写し)
⑨工事経歴書、(直前3年の各事業年度における工事施工金額) 正本、副本(正本の写し)
⑩経理状況の適正を確認した旨の書類 正 ⑪建設業許可通知書又は許可証明書 申請時点で有効な通知書又は証明書の原本
⑫建設業許可申請書 現在有効な副本一式
⑬前回の経営事項審査申請書類 副本一式(原本。新規申請は不要)
⑭変更届出書(副本)(所在地、経営業務の管理責任者、営業所の専任技術者、廃業等)
⑮決算報告書(変更届出書)(副本)の2年間又は3年間分 *財務諸表を含みます。
⑯技術職員などの常勤性及び恒常的雇用関係の確認資料
審査基準日及び前審査基準日に係る年度の「資料」の原本。
⑰技術者の資格検定合格証等
「合格証明書・免状・監理技術者証・講習修了証」等の写しを提出。
⑱雇用保険 審査基準日に係る資料の原本。
⑲健康保険 審査基準日に係る資料の原本。
⑳厚生年金保険 審査基準日に係る資料の原本。
㉑建設業退職金共済制度 審査基準日に係る資料の原本。
㉒退職金一時金制度又は企業年金制度 審査基準日に係る資料の原本。
㉓法定外労働災害補償制度 審査基準日に係る資料の原本。
㉔防災協定 協定書、証明書の原本。
㉕監査の受審状況 会計監査報告書等の提示。
㉖公認会計士等の数、二級登録経理試験合格者の数
資格証・合格証の写し、研修を受講したことがわかる
資料及び常勤性の確認資料の提示。
㉗研究開発費 財務諸表(副本)等。
㉘建設機械の所有及びリース台数 建設機械の保有状況一覧表(前ページにも記載してお
ります。)の提出及び売買契約書等の資料の写し。
㉙ISOの登録 審査基準日時点で有効な資料(写しで結構です。)